会社をやっている意義を見出せない

会社をやっている意義を見出せない

こんにちは、竹内です。
「会社をやっている意義を見いだせなくなった」と思い悩んでいる社長から相談を受けました。

社員には吐露できない社長の深い悩み

  • 自分がやるしかなかったので会社を引き継いだが、それでよかったのか
  • 会社のため社員のためと今まで思い頑張ってやってきたが、なにか空しい
  • 自分のやりたいことを諦めて会社を経営しているから、気持ちを断ち切れてないのか
  • 社員のためと思ってやってきたが信頼していた社員に裏切られて、心が折れた
  • 自分は何のために会社をやっているのか、わからなくなった
  • 会社の可能性はあるのは分かっているが、こんな自分では会社の将来を描けない
  • 会社をやっている意義が見えないから、会社をどのようにしたらよいわからない
  • こういう気持ちで社長を続けることは良くないとわかっているが、吹っ切れない

社長は務めていた会社を辞めて、高齢になった先代から会社を引き継ぎ社長になりました。慣れない社長業を必死に頑張ってきました。

しかし、最近、「自分はこれでよいのか?」と社長自身が会社をやっている意義を見出せなくなっていました。このように思うことは、真面目に会社経営をされている社長ならば特別なことではありません。それぞれ理由は違っても大なり小なりに同様な悩みを抱えている社長は意外に多いのではと思います。

社長の深い悩み…状況はそれぞれの会社事情によって違う

  • 自分のやりたいことを諦めて社長になった
  • 心の準備ができていないまま社長になった
  • 会社を社員のためにやっていると強く思っている
  • 社長は目先の仕事をこなすことに追われて余裕がない
  • 社長は顧客から必要とされている自社の価値(役割)を認識していない
  • 事業が思うように上手くいっていない
  • 社長は事業に自信を持っていない
  • 社長は部下も自分と同じように会社のことを考えていると思っている
  • 期待していた/信頼していた部下が突然辞めてしまった
  • 人のことで悩まされ、部下が「笛吹けども踊らず」になっている
  • 理念/ビジョンを掲げていても綺麗なお題目になっている

会社経営する意義を見失った理由とは?

社長は会社を続けて顧客や取引先の期待を裏切らないため、社員とその家族の生活を守るために社長になりました。社長就任後、我武者羅に仕事をしてきました。ようやく会社経営にも慣れ、落ち着いてきました。

しかし、突然、信頼していた部下が会社を去っていきました。このことが引き金となり、会社をやっている意義が社長は見いだせなくなったのです。何故そうなるかというと、社長は社員とその家族を守るために社長になったからです。

しかし、このことは本来の会社の使命や存在意義を考えるきっかけとなったのです。社長は会社をやる意義を真剣に考えだしたのです。このような悩みは真摯に会社や社員のことを考えている社長に見られることなのです。

どのようにして、社長は気持ちを切り替えたのか?

その1.会社がお客様にどのように貢献しているかを考えました

お客様が自分たちを贔屓にしてくれる/必要としている理由を考えました。すると自分たちをお客様が期待されていることが見えてきました。また、様々な取引先の助けが有って、今日の会社が成り立っていることに改めて気が付きました。感謝の気持ちが湧いてきました。社長が自分たちの求められている本来の役割と使命に気が付いた瞬間でした。

その2.お客様のための仕事をしていることに気が付きました

今まで、自分たちに課せられている使命や役割を真剣に考えていませんでした。会社はお客様の求めることに応えるために存在し、社員のためではないことに気が付きハッとしました。社長と社員は一丸となってお客様のために仕事をしているということに気が付いたのです。そして、お客様に最高の商品サービス提供できる会社にするには最高のパーフォーマンスを出せる社員を養成し、彼らがやる気を出し能力を発揮できるやりがいのある仕事環境にすることだという考えになりました。

その3.社長は何をしなければならないかが見えてきました

会社の価値とお客様が見えてきました。自分たちを求めている市場が見え、やるべきことが見えてきたのです。社長自身の思い(理念)や将来ビジョンが湧き出てきました。社長は気持ちを切り替えることができました。社長の迷いは消え、自信を取り戻し、会社は前に進みだしました。社長は別人のように輝いていました。

まとめ

会社をやっている意義に迷いが生じたら、自社ビジネスの本質を思い出すことです。そして、考え抜き、悩むことです。駄目だと悩んでいること時こそ、進むべき道が見えてきます。 会社をやっている意義に悩みがあるなら、遠慮なく、躊躇することなくわたしへご連絡くださいね。